寅さんブログ フーテン便り

2008年12月

フーテン語録 第20号

2008年12月30日 18:00

カテゴリ:フーテン語録

さくら「もうすぐお正月よ」
寅「うん」
さくら「ねえ、たまにウチにいない? みんなで集まってお雑煮食べて、ね」
寅「冗談言っちゃいけねえよ。正月はこっちの稼ぎ時だい。オレなあ、今年は新潟の弥彦に行ってみようと思うんだ」
さくら「うん」
寅「人が出るぞ! 金なんかじゃんじゃんじゃんじゃん儲かっちゃってよ、腹巻なんか、こんなになっちゃうよ。ハハハ」
さくら「フフフ」
寅「今年は不景気だから、とりわけ人が出らァ」
さくら「そうね」
寅「でもよ不景気だから金が儲かるなんて言ってたら、裏の社長に叱られるか」
さくら「・・・」
寅「じゃあ行くぜ、あ、藤子さんによろしく言ってくれよ。なんだか寝てるようだったから、挨拶しねえで来ちゃった。な」
さくら「なんて言えばいいの? 藤子さんに」
寅「ん、まあ、なんか適当に言っといてくれよ、な」

(第20作『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』より)~~~~~~~~

<解説>
第20作『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』は、寅さんが恋のコーチを買って出る微笑ましい一編。そのラスト、藤子(藤村志保)への淡い想いを断ち切って旅立つ場面の台詞より。寅さんはいつも年末の慌ただしいときに、故郷・柴又を後にする。妹・さくらにとっては、せめてお正月は家族一緒で過ごしたいと願っているのに。テキヤ稼業にとっては、お正月は掻き入れ時でもあり、寅さんはこの忙しさにまぎれて失恋や、いろいろな事を忘れて、新しい一年を迎えるかもしれない。タコ社長へのさりげない気遣いが、寅さんの優しさを感じさせてくれる。

2008年 寅さん40周年・10大トピックス

2008年12月29日 14:30

カテゴリ:耳寄り情報

「日本をもっと明るくしなくっちゃね」
寅さんらしいテーマのもと、2008 年7 月中旬より、「男はつらいよ」40周年プロジェクトチームでは、さまざまな展開をしてまいりました。2008年の締め括り、「男はつらいよ」40周年の10大トピックスをあげてみました。

1. 「男はつらいよ」公式HP、公式ブログがオープン!

 公式HPは7月16日にグランドオープンしました。ここで皆さまに「男はつらいよ」を深く知っていただくとともに、本ブログとあわせて情報発信することができました。また同日よりYahoo! JAPANにて『男はつらいよ』40周年記念特集をスタートし、より多くの方々に「男はつらいよ」を知っていただく機会ができました。

2. 8月27日、柴又帝釈天にて野外上映会を実施。
 公開記念日に第1作を帝釈天で野外上映するというのは、40周年プロジェクトの大目標でした。葛飾区や地元の方々のご協力、ご来場いただいた皆さまのおかげで、予想以上の大成功となりました。お天気まで味方してくれたのには、スタッフ一同驚きと喜びでいっぱいでした。

3. 40周年記念特集上映が実現。全国各地でのご当地上映も続々決定。
 8月9日より4週にわたり東京・東劇でおこなった40 周年記念ニュープリント特集上映の入場者数は約1 万人!大阪、名古屋、福岡の主要都市はじめ、全国各地上映(ご当地所縁の作品中心)もこれまで、24 都道府県、29 館で実施し、09 年も引き続き拡大上映いたします。

4. HDリマスター版DVD全巻発売!限定ボックス「復刻"寅んく"」大好評。
 高画質・音質、バリアフリー仕様、特典映像、パッケージなども一新した「男はつらいよ」HDリマスター版DVDを8月27日より順次発売開始しました。全巻ボックスもご好評いただき、40周年限定商品「復刻"寅んく"」は11/10付オリコン週間ランキングで110位と、過去最高額商品でランクインしました。

5. 第1作『男はつらいよ』を地上波テレビ放送!
 9月25日21時~ 寅さん誕生40周年記念特別企画 として、第1作「男はつらいよ【HDリマスター版】」をテレビ東京系列にてオンエアし、多くの反響をいただきました。他にもNHK「英語でしゃべらナイト」や特別番組など、テレビで寅さんに出会う機会が多くありました。

6. 名言集「人生に、寅さんを。」9月より発売。若い世代にもファン急増中!?
 8月に首都圏中心に展開した、寅さんの名言ビジュアルによる40周年広告"寅さんの帰郷~寅さんの沁みる一言"。駅ホームや中吊り広告での展開が好評となり、急きょ書籍化して発売しました。寅さんの名言とビジュアルはこれまで寅さんと縁遠かった若い世代にも徐々に拡がり、支持を集めています。

7. 東京国際映画祭にて、特別上映を実現。
 10月25日、第21回東京国際映画祭・特別上映として第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』を英語字幕付き上映。若者の街・渋谷の会場には20-30代の観客、各国大使や在日の外国人の方々などが集まり、山田洋次監督と竹下景子さんによる舞台挨拶も行なわれ、世代と国境を越えた記念すべき上映会となりました。

8. 海外での上映も好評、ニューヨークとインターネット中継も実現!
 NY Japan Societyでは08年10月~09年5月まで、特集上映「Best of Tora-san」を実施。その第1回目では山田洋次監督とNY観客とのトークセッションがインターネット生中継で行なわれ、盛況となりました。その他、パリ、ベルリン他、世界各国での上映により"Tora-san"の輪は海外にも着実に拡がっています。

9. サントラCD「男はつらいよ 寅次郎音楽旅~寅さんの夢・旅・恋・粋~」発売。
 シリーズの音楽を担当した山本直純さんによるオリジナル・サウンドトラックを中心に、劇中で使用されたクラシック音楽を織り交ぜて構成されたCDが、11月26日より発売。初CD化音源多数の2枚組全100トラックで、寅さんが旅した「あの日の日本」の光景がよみがえりました。

10. 2009年元旦より、川崎チネチッタにて6ヶ月間のロングラン上映決定!
 ニュープリントによる6ヶ月のロングラン上映が決定し、2009年も元旦から映画館で寅さんに会える!40周年ならではの大型企画となりました。


 その他にも寅さん40周年では様々なことがありましたが、振り返って改めて、寅さんファンが世代や国境を越え、確実に新しい世代、時代へと受け継がれつつあるのを実感しております。
 来年は丑年、その次は寅年!! 寅さんで、笑って泣いて、不況も吹き飛ばしましょう!

 2009年も引き続きご支援のほど、宜しくお願いいたします。

フーテン語録 第19号

2008年12月24日 18:30

カテゴリ:フーテン語録

旅というものはな、行き先を決めてから、出かける、というもんじゃねぇんだよ。汽車の窓から、のんびり外を見ている、穏やかな瀬戸内海、緑の島、ああ、行ってみたいなぁ、傷ついた満男はふらり、駅に降りる、ポンポンポンポン、ポン・・・連絡船、島の人は親切だ、宿なんかなくたって、構わない、『良かったら、家にとまりいな、部屋は空いとるけえ』東京の人が来たというので、みんな集まって酒盛りだ、一晩が二晩、一週間二週間は夢のうちだよ・・・

(第46作『男はつらいよ 寅次郎の縁談』より)~~~~~~~~

<解説>
寅さんは旅人である。さすらうことで日々を生きている。その旅人ならではの、情景描写は、聞く人を魅了する。第46作『寅次郎の縁談』で、就職活動に嫌気がさしてしまった満男が家出して心配する家族に、旅先での満男のことをイマジネーション豊かに語る。ここに寅さんの「旅するよろこび」が垣間見える。

川崎チネチッタ 1/1~上映スケジュール

2008年12月24日 14:30

カテゴリ:上映・イベント

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2009年元旦より、川崎チネチッタにて行われる特集上映の詳細、上映スケジュールが決定いたしました。


みんなで笑ったり、みんなで涙したり。
『男はつらいよ』40周年記念上映


  ■川崎チネチッタ<40周年記念上映>サイト

  ■スケジュール(PDFファイル)はこちら
  → citta_schedule.PDF

Best of Tora-san続報

2008年12月18日 15:30

カテゴリ:上映・イベント

ニューヨークで行なわれております、上映企画 Best of Tora-san
10月の初回には、インターネット中継による監督とのトークセッションが行なわれました。
 ■NY観客×山田監督 トークセッション

その後、11月、12月の各回とも大盛況。
上映会ではいつも笑いが絶えず、また映画の最後には必ず温かい拍手が起きているとのこと。お客様の中には「次回は友達を連れてきたい」、「このプログラムをやってくれてありがとう」という方や、40周年記念ポスターの前で記念撮影をする方もいらっしゃるそうです!

NY11_02.jpg NY11.jpg

さらに、10月17日の山田監督のQ&Aのレポートがビデオ付きでブログに紹介されています。
当日参加されていたフリーライターのChristopher Bourneさんの記事です。(もちろん英語で!)
 ■Yoji Yamada -- "Tora-san, Our Lovable Tramp": Q&A at Japan Society, 10/17/08
動画はニューヨークの現場で、日本とインターネット中継でつながったスクリーンを通じたトークセッションの模様を、撮影したものです。(ちょっと複雑ですが・・・)
監督のお話も聞けますし、日本ではわからなかった現場でのお客様の反応がよく伝わってきます。笑いがおこったり、ため息がもれたり。
ニューヨーク、アメリカの方々に、寅さんの魅力は着実に伝わっているようです!

Monthly Classics Best of Tora-san、上映は来年も続きます。
次回は、第8作『男はつらいよ 寅次郎恋歌』。1月23日、NYジャパン・ソサイエティ劇場にて。

Tora-san's Love Call

新創刊雑誌にて車寅次郎さん

2008年12月16日 15:00

カテゴリ:耳寄り情報

車寅次郎さんの雑誌掲載情報です。

新創刊の『MULTIPLY(マルチプライ)』という雑誌に、寅さんが登場です。
第1号のテーマは「
小泉今日子さんや宮崎あおいさんや、多くの著名人の方たちに並んで「愛」を語る人に選ばれました。

12月24日(水)発売です。multiply01.jpg


『MULTIPLY』
発売場所:全国の書店ならびにホンニナルドットコム、タワーレコード、amazon.co.jp、他
発売価格:1050円(税込)
出版発行:有限会社トーキョーマイメイツパワー
詳細はコチラをご覧ください。


富山 上映情報

2008年12月 9日 14:00

カテゴリ:上映・イベント

富山市にて、1月に3作品の上映が決定いたしました。
撮影では訪れなかった富山県ですが、このたび40周年記念上映で旅することとなりました。
近隣の皆様、是非足をお運びください。


【劇場】  富山シアター大都会 (富山市飯野19)

【日程・上映作品】
 1/10(土)~1/16(金) 第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』
 1/17(土)~1/23(金) 第13作『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』
 1/24(土)~1/30(金) 第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』


※最新の全国上映情報はコチラをご覧下さい。
※上映時間の詳細は各劇場にお問合せ下さい。

松竹ONLINE 12月の配信情報

2008年12月 3日 18:00

カテゴリ:耳寄り情報

松竹ONLINEでは、毎月シリーズ中3本ずつをインターネットで配信中ですが、『男はつらいよ』のスタッフ・キャストの他、所縁の深い著名人のリレーインタビュー・コラムもあわせて掲載中です。

11月は清水ミチコさんにご登場いただきました。
12月(5日更新)は、渥美清さんと心温まる、けれどもちょっと切ないエピソードをおもちの三宅裕司さんにご出演いただいております。乞うご期待下さい!

 ■12月5日(金)からの配信作品
  第14作 『男はつらいよ 寅次郎子守唄』(マドンナ:十朱幸代) →松竹ONLINEページへ
  第15作 『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(マドンナ:浅丘ルリ子)→松竹ONLINEページへ
  第16作 『男はつらいよ 葛飾立志篇』(マドンナ:樫山文枝)→松竹ONLINEページへ

⇒ 松竹ONLINE「男はつらいよ」全48作配信特集