2009年3月
柴又駅から、参道、帝釈天、江戸川、寅さん記念館にかけて、『男はつらいよ』シリーズ中の名言セレクションを"寅さん ふるさと名言集"として、葛飾区の観光案内板に設置することとなりました。
山田洋次監督、出川三男美術監督に監修頂いた、この"寅さん ふるさと名言集"が完成し、先週末より設置されましたので、早速ご紹介します。
周辺14ヶ所の案内板のうち、11ヶ所に名言が設置されています。

例えば、江戸川縁の桜の木の下にたつ案内板(写真右)。
さくら「どうして旅に出ちゃうの?」
寅「ほら、見な、あんな雲になりてえんだよ」
第9作『男はつらいよ 柴又慕情』での、江戸川土手での寅さんとさくらの会話ですね。この土手に立ってこの名言、映画の場面が目に浮かびます。
あとの10ヶ所については...是非直接お確かめください!
29日(日)には柴又春まつりがあり、寅さん記念館で、この"寅さん ふるさと名言集"と共に柴又を楽しむ方法について、娯楽映画研究家の佐藤利明さんによるトークイベントがありました。

葛飾区の子どもたちによる桜の絵、「お父さんが寅さんだったら」の絵をバックに。
柴又を、寅さんのテーマパークと位置づけて、柴又駅を入り口に、寅さんランドとして楽しむための案内板に、寅さんの名言が掲げられたことの意味を、映画中の音声も聞きながら、わかりやすくお話くださいました。パークシンボルはシン●●ラ城ならぬ、帝釈天。メインアトラクションは寅さん記念館に、江戸川や町並みそのもの、という訳です。
当日は絶好のお散歩日和で、この名言を巡る周辺クイズラリーが開催されるなど、さくら祭りが賑々しく行なわれており、大盛況でした。
ちなみに江戸川縁のさくらははまだ1,2分咲き程度でしたので、今週は見事に咲き誇ることでしょう。その下にある案内板を確かめに、是非、柴又へお出かけください。
すでにお伝えしました、DVD販売店が選ぶ"DVDオブ・ザ・イヤー2008"の受賞。
最優秀 邦画旧作賞 『男はつらいよ HDリマスター版』(松竹)

キネマ旬報社の社長より直々に表彰していただき、DVDの盤面をデザインした立派な表彰状と盾をいただきました。
邦画旧作部門での受賞ですが、この部門の得票数は例年に比べ多かったとのことで、近年の邦画の勢いをDVDショップの方々も感じておられるのではないでしょうか。
改めまして、ありがとうございました。
博「なぁ、さくら、考えてみると、俺も子供の時、親父がひたすら憎くて、母親がいつも味方になってくれてたよ。なんでこう親父ってのは、わけのわからないことばかり言うんだろうと思っていたけれど、今、それと同じことを、自分の息子にしてるんだもんな」
(第46作『男はつらいよ 寅次郎の縁談』より)~~~~~~~~
<解説>
寅さんの義弟・諏訪博も、十代の頃は父親に反抗、高校を中途退学して家出して上京。父親に対するコンプレックスも人一倍強かった。だからこそ息子の満男を賢明に育てて来たにも関わらず、その満男も父親に反発してしまう。博の抱える矛盾は、世の父親が抱える大きな問題でもある。その話をきちんと受け止める妻のさくらは、博にとっても満男にとってもかけがえのない存在。「家族がいちばん」。シリーズを通しての大きなテーマでもある。
すっかり春らしくなってきましたね。表に出て歩きたくなりませんか?

3月19日(木)発売
大人のための首都圏散策マガジン
「散歩の達人」4月号
「柴又・亀有・金町」特集!
表紙にはなんと、江戸川バックの寅さんが登場します!!
第一特集「柴又・亀有・金町」では、帝釈天や参道付近の紹介はもちろん、葛飾柴又寅さん記念館を訪ねる「寅さんの柴又マニアック入門」などなど、柴又はもちろん盛りだくさんの内容です。
柴又にほど近い亀有は、「こち亀」の"両さん"のふるさと。金町だって寅さんの地元といえるでしょう。ということで、国民的作品のふるさとの下町を歩けば、日本人の心のふるさとの風景がひろがり、何故か懐かしい気持ちになるのです。
第二特集 "東京近郊「寅さん」を歩く"は40周年特別企画。
柴又を出た寅さんが、東京近郊で出かけた先々を徹底取材。映画の中で出てきたあの風景は、ココだったんだ、とか、その現在の風景を探索するのに、大いに役立ちます。おすすめです!
週末は、「散歩の達人」片手に、お散歩に出てはいかがでしょうか?
お花見シーズンも目前ですね!
江戸川縁を歩けば、「桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております・・・・」(第一作)と、寅さんの声が聞こえてきそうです。
発売は3月19日(木)です。
お問合せは交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/
Tel:03-5216-3217(フリーダイヤル0120-008-816)
CS 310チャンネル・衛星劇場にて、毎月オンエアしている特別番組「私の寅さん」。
3月はゲストに倍賞千恵子さんを迎えて、スペシャルの放映です。
これまで様々な場でお話くださっている倍賞さんですが、今回新たにたっぷり時間をかけて、腰をすえてのロングインタビューとなっております。
渥美清さんの思い出、撮影時のエピソードはもちろん、俳優としてのキャリアを振り返りながら、「男はつらいよ」についてとっても素敵なお話が伺えます!
私の寅さんスペシャル 倍賞千恵子1 (30分)
3月15(日) 07:45~ / 16(月) 14:30~ / 22(日) 20:30~
私の寅さんスペシャル 倍賞千恵子2 (30分)
3月15(日) 08:15~ / 17(火) 14:30~ / 29(日) 20:30~
これまでの番組で、山田監督やスタッフ、キャストでは前田吟さんや佐藤蛾次郎さんなど、多くの関係者のインタビューを見てきますと、"寅さん"を語るときの皆さんのいきいきとした表情が、とても印象的で心にのこります。
まだまだ番組は続きます。ご覧になれる方はお見逃しのないように!
衛星劇場ご視聴案内はコチラ
それがいけねぇのよ、一杯が二杯になり三杯になる。団子が出るか、また茶を飲むか、そのうち酒になるじゃねぇか・・・俺ァ一杯や二杯じゃすまねぇぜ、気がついた頃には、お銚子がずらっと並ぶんだ、さあ、もう腰が立たねぇや、いっそのこと泊まっていくか・・・鴉カアと鳴いて朝になる。おはよう、また、お茶をください、二杯になる、三杯になる、団子が出るか、酒を飲むよ、どうする、俺は旅に行けなくなるじゃねぇか。
(第2作『続・男はつらいよ』より)~~~~~~~~
<解説>
寅さんは、万事において気が利く。ということは、気を回しすぎることもしばしばあるということ。特に家族や他者とのコミュニケーションで「何をそこまで」というほどの想像力を駆使して、相手を呆れさすこともしばしば。第2作『続・男はつらいよ』で、久しぶりに柴又へ帰って来た寅さんを歓待しようとするおばちゃんに、寅さんが言った言葉。










