そりゃ私だって商売ですよ、家に帰りゃー女房子供が、腹空かして待ってる。昔の仙人じゃあるまいし、霞の中からスーッと出てきてこんなことしているわけじゃありません。ちゃんとね、ネタ元というところがあって、その道具を借りて店を出しているわけだ。こんな易なんてもので人間の運勢などというものが百発百中で当たるわけがない。あたくしが言っているんだから、間違いない。(東京の縁日・人相、易断本)