三重県の湯の山温泉で旅館「もみじ荘」を女手ひとつで切り盛りしている。五歳の娘がいる。悩みは大学生の弟信夫(河原崎健三)のこと。無一文で泊まった寅さんを番頭として雇い入れる、こころ優しき女将。
新珠三千代 あらたま・みちよ/宝塚出身。退団後、川島雄三監督の『州崎パラダイス 赤信号』(56年)をはじめ、映画界で活躍。松竹『人間の條件』五部作や、東宝の「社長」シリーズに出演。『フーテンの寅』封切り時にスタートしたドラマ「細うで繁盛記」(NTV)でも旅館の女将を好演。