第8作 男はつらいよ 寅次郎恋歌
かいせつ
「ハハキトク」の報を受け、備中高梁へと向かった博とさくらは、葬儀にやってきた旅先の寅さんとバッタリ再会。博と父・*ひょう一郎の関係はギクシャクしているが、寅さんは博の父と意気投合して高梁に残る。そこで「本当の人の暮らし」についての説教を受け、反省の気持ちと共に柴又へ。同じ頃、門前では、六波羅貴子(池内淳子)が喫茶店「ローク」を開店。女手一つで、小学生の息子を育てる貴子に、寅さんの想いは募るばかり…
 シリーズ好調のなか、洋画専門劇場・丸の内ピカデリーでロードショー公開された。旅役者の坂東鶴八郎(吉田義夫)とその娘・大空小百合(岡本茉莉)の交流は、本作より始まった。名優・志村喬演じる博の父が、寅さんに語る「庭先に咲いたりんどうの花」のエピソード。旅人である寅さんと、定住者である貴子の束の間のひととき。丁寧な演出が堪能できる。森川信のおいちゃんは本作が最後となった。

*ひょう(風へんに火3つ)
マドンナ
池内淳子
ゲスト
吉田義夫岡本茉利志村喬
ロケ地
静岡県下田市、岡山県備中高梁
監督 :
山田洋次
脚本 :
山田洋次 朝間義隆
原作 :
山田洋次
撮影 :
高羽哲夫
音楽 :
山本直純
美術 :
佐藤公信