第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 

1975年

食べ物
長万部のカニ
函館本線に乗った寅さん、リリー、兵頭パパの三人。お金もないのに、途中の長万部で降りて、カニを食べることに。「長万部のカニ」は、戦後、長万部駅での「駅売り」を通じて、全国的に有名となり、さらに1950年頃から発売された「かにめし」弁当も多くのファンがいる。
モノ
万年筆
札幌の大通り公園で、兵頭パパが売り子、寅さんとリリーが客夫婦=サクラを演じて、万年筆の「泣き売」を繰り広げる。万年筆は1809年、イギリスで発明され、さらに1883年にアメリカで毛細管現象を応用した現在のかたちの基礎が完成。日本に入って来たのは1884年、横浜の商社が輸入した「針先泉筆(=fountain pen)」だった。高価な万年筆は、庶民に手が届くものではなく、夜店などで模造品などが売られた。
ファッション
パジャマ
有金をはたいてしまった、寅さん、リリー、兵頭パパが、函館本線の塩屋駅で一晩を過ごす。律儀な兵頭パパは、わざわざ持参のパジャマに着替えてご就寝。しかし、土足は主義に反するのだろう、短靴を履いたまま寝たようで、それを寅さんにからかわれる。パジャマの語源はヒンディー語の“パージャーマー”で民族衣裳のズボンのこと。

主な出来事

8月4日
日本赤軍がマレーシア・クアラルンプールのアメリカ大使館等を占拠。
8月15日
三木首相が現職首相としてはじめて終戦記念日に靖国神社を参拝。
8月24日
第57回全国高校野球選手権大会は千葉・習志野高校が8年ぶり2度目の優勝。