第22作 男はつらいよ 噂の寅次郎
かいせつ
旅の途中、静岡県の大井川にかかる蓬莱橋で雲水(大滝秀治)に、“女難の相”があると見立てられた寅さん。早速、失恋した小島瞳(泉ピン子)を慰める。さらに、木曽路をゆくバスの中で、博の父・*ひょう一郎(志村喬)と再会。「今昔物語」を例えに“人生の儚さ”を教えられ、柴又へ戻ってくる。ちょうどその頃、とらやには、美しい女店員・荒川早苗(大原麗子)がつとめていた。美人の出現に「今昔物語」もなんのその、張り切る寅さんだったが…
 離婚を決意して別居中の美しき人妻、荒川早苗に大原麗子。早苗と二人きりのとらやでの寅さんのリアクションがおかしい。第1作、第8作に続いて、これが三度目となる志村喬演じる、博の父と寅さんの絶妙のやりとり。コミュニケーション不全の博よりも、*ひょう一郎と寅さんとの関係は濃密である。早苗のいとこで、彼女に密かな好意を寄せている高校教師・添田肇を、東映の室田日出男が好演している。

*ひょう(風へんに火3つ)
マドンナ
大原麗子
ゲスト
室田日出男泉ピン子志村喬
ロケ地
長野県木曽、静岡県大井川
監督 :
山田洋次
脚本 :
山田洋次 朝間義隆
原作 :
山田洋次
撮影 :
高羽哲夫
音楽 :
山本直純
美術 :
出川三男