男はつらいよ

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  3. 渡瀬恒彦(トニー)

トニー 第33作 渡瀬恒彦

プロフィール

兄・渡哲也の影響で俳優を志し、1969年東映に入社。東映アクション路線のなかで活躍。1978年、野村芳太郎監督の『事件』でブルーリボン、日本アカデミー賞などの助演賞を受賞。同監督の『震える舌』(79年)、前田陽一監督の『神様のくれた赤ん坊』で、キネマ旬報主演男優賞を受賞。

 
渡瀬恒彦

第33作 昭和59年8月
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

トニー

トニー(渡瀬恒彦)

体中傷だらけですよ。いつまでもやる商売じゃねぇな

オートバイサーカスの花形スター。しかし、浮草稼業は寅さん同様。根室で風子と知り合い、そのまま東京で同棲。風子との関係を清算するように、寅さんが渡世人として話をつけに行ったとき、寅さんの純情に「案外純情ですね」と微笑む。

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

第33作 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

初夏の釧路で、根無し草の風子(中原理恵)に、かつての自分の姿を見た寅さんは、彼女を道連れに旅をする。根室で叔母の世話で理容室につとめることになり、落ち着いたかのように見えた風子だったが、旅回りのサーカス一座のオートバイ乗り・トニー(渡瀬恒彦)に惹かれてまた旅暮らしとなる。柴又に帰って来た寅さんに届いた報せは、風子が病床についているという話だった…
 寅さんが渡世人として、同じ渡世人のトニーと渡り...

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