第17作

太地喜和子 ぼたん

高校在学中に東映ニューフェースに合格し、志村妙子の芸名で映画デビュー。その後、俳優座を経て、文学座へ入り、舞台、映画、テレビで活躍。『喜劇 男の泣きどころ』(73年)や『喜劇 男の腕だめし』(74年)などの松竹喜劇や、『新座頭市物語 折れた杖』(72年)や『悪名 縄張り荒らし』(74年)などのヒットシリーズに助演しても、独特の存在感を示した。文学座のトップ女優として円熟期を迎えた1992年、不慮の事故で急逝。寅さんと抜群の相性のマドンナ、ぼたん役は永遠にファンの胸に残っている。

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