男はつらいよ

  1. >
  2. >
  3. 第31作 男はつらいよ 旅と女と寅次郎
男はつらいよ 旅と女と寅次郎
スタッフ

第31作 (昭和58年8月 公開)
男はつらいよ 旅と女と寅次郎

寅さんが、満男の小学校生活最後の運動会に行くか行かないで、大げんか。そして旅先の佐渡島への港で出会ったのが、私生活と仕事の板挟みで何もかも投げ出したくなって、失踪中の演歌歌手・京はるみ(都はるみ)。そうとは知らず寅さんは、彼女と佐渡への二人旅。楽しい時を過ごし、やがて別れの時が。彼女の正体にいつしか気づいた寅さんは、優しい言葉をかける。そして柴又、「佐渡島の休日」に想いを馳せ、はるみの歌に聞き惚れていると、なんとはるみがとらやへやってくる・・・
 都はるみの大ファンである渥美清の提案でマドンナ役が実現。京はるみという役名は、彼女がデビュー時に名乗るはずだった芸名でもある。恋に破れ、仕事一筋の生活をリフレッシュしたいと思った彼女にとって、寅さんはまさしく優しい救世主。とらやで、はるみが唄うシーンは、華やかで歌謡映画的な楽しさに満ちている。

拝啓寅さん
みんなからのメッセージ

この作品の感想を送る

京はるみ

京はるみ

そんな人生もあるのね、
明日は何をするか、
明日にならなきゃ
決まらないなんて、
いいだろうな

マドンナ

京はるみ

京はるみ(都はるみ)

人気演歌歌手。仕事と私生活の板挟みに悩み、新潟公演を前に、突然失踪。出雲岬の港で、寅さんと出会い、そのまま一緒に佐渡島へ。自分をスターとして見ずに、一人の女性として接する寅さんの優しさにふれて、癒される。京はるみは、もともと都はるみに付けられる予定だった芸名。

  • btn_link

京はるみ 第31作 都はるみ

1964年レコードデビュー、同年の「アンコ椿は恋の花」のビッグヒットで、日本レコード大賞新人賞を受賞。「北の宿から」(76年)で日本レコード大賞、「大阪しぐれ」(80年)で日本レコード大賞最優秀歌謡賞に輝く。

続きを読む

閉じる

ゲスト

北村社長

北村社長(藤岡琢也)

おじさん、ちょっとオレンジジュース一本ちょうだい

京はるみの所属する芸能プロダクション社長。お調子者だが、憎めないキャラクター。はるみ失踪を隠そうと必死だが、自身の慌てぶりで、芸能記者に感づかれてしまう・・・

  • btn_link

北村社長 第31作 藤岡琢也

1950年代、草創期のテレビで、海外ドラマやアニメの吹き替え声優として活躍、NHKの人気ドラマ「事件記者」や、即席ラーメンのCM、「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)などでお茶の間に親しまれた。『座頭市地獄旅』(65年)、『悪名無敵』(65年)、『クレージー黄金作戦』(67年)、『フレッシュマン若大将』(69年)、『社長えんま帖』(69年)といった人気シリーズに助演、いずれの作品にも軽妙なキャラクターで笑いを添えた。ジャズにも造詣が深く、専門家として知られた。2006年没。

続きを読む

閉じる
男はつらいよ 旅と女と寅次郎

今回の寅さん

寅さん
名ゼリフ

そらぁ、俺だって行かしたかねえよ
だけどそんなことしたら
あんたのこと待っている大勢のファンが
がっかりするよ

車一家登場人物の一言

  • 諏訪さくら
    諏訪さくら
    遠慮じゃないの・・・遠慮じゃなくてね・・・わかってよお兄ちゃん
  • 車竜造
    車竜造
    人間誰でも、大なり小なり、重しを背負って人生を歩いているんだ。重しのねえ奴はフワフワフワ風に吹かれ・・・あ、そうか、ウチにもひとりいたか重しのねえ奴が・・・
  • 車つね
    車つね
    今度帰ったら、腰に縄でもつけて、沢庵石にでも縛り付けといてやろうか?
  • 桂梅太郎
    桂梅太郎
    例え零細企業でも俺は社長だぞ〜、お前はなんだ、問題児のフーテンじゃないか
  • 諏訪博
    諏訪博
    演歌に指輪に佐渡島か
  • 諏訪満男
    諏訪満男
    もし、伯父さんから電話が来るようなことがあったらね・・・ごめんなさいって、いっておいて・・・
夢

時は天保六年。佐渡金山一揆の首謀者・柴又の寅吉が、故郷に帰ってくる。そこで、妹おさくの亭主・博吉が岡っ引きと聞いて、両手を差し出すが…

騒動

騒動

運動会騒動

満男の小学校最後の運動会。今年も仕事が忙しい博は不参加なので、“運動会大好き”の寅さんが大ハリキリ。パン食い競争の練習・ホイッスルの購入というほどの熱の入れようだが…

あにいもうと

あに
いもうと

満男も小学六年生、寅さんが運動会に参加すると張り切る気持ちもどこかわかるが、「恥ずかしい」という息子の思いもよくわかる。兄のことをいつも考えてきたさくらだったが・・・

人々

人々

  • チンドン屋/関敬六
  • 保険屋のおばちゃん/中北千枝子
  • 京はるみマネージャー吉岡/ベンガル、付き人/木の葉のこ、事務所の男/桜井センリ
  • 新潟の漁師/山谷初男
  • 民宿吾作のおばあちゃん/北林谷栄
  • 小城港にある山本土産店の主人/人見明
  • 朝日印刷社長秘書 ゆかり/マキノ佐代子
  • 長万部の熊/佐山俊二(寅さんのテキヤ仲間)

寅さんの
啖呵売

啖呵売

今日は新潟美人の揃いだから、もう安くしちゃおう、ね。どう、このコンパクトとこの櫛つけちゃお、更に驚くな、このセカンドバッグもつけて、これいくらだと思う。角は一流でパートの赤木屋、黒木屋、白木屋さんで紅白粉つけたお姉ちゃんに下さいな、頂戴なでお願いしたら五千円が六千円は下らない品物。しかし、今日はそれだけ頂戴とは申しません。なぜかっていうと新潟美人のお姐さんにサービスしちゃおう(新潟県民会館前 コンパクト、鏡、セカンドバッグ)

売ネタ

  • コンパクト、鏡、セカンドバック(新潟市一番掘通町・新潟県民会館前)
  • 虫眼鏡(新潟県・出雲崎 良寛堂前)
  • 演歌のカセット(北海道後志庁羊蹄山・納涼羊蹄夏の大祭)

  • 備後屋「矢切の渡し」
  • 寅さん「タンタンたぬき」「海行かば」「涙の連絡船」「うみ」
  • 寅さん・はるみ「佐渡おけさ」 寅さん・はるみ「矢切の渡し」
  • タコ社長「涙の連絡船」
  • 源公「大阪しぐれ」 はるみ「砂山」 はるみ「惚れちゃったんだよ」
  • はるみ「アンコ椿は恋の花」 はるみ「おんなの海峡」(作詞:石本美由起/作曲:猪俣公章)

ロケーション

  • どこかの茶店/チンドン屋の荷物を枕に夢からさめる寅さん
  • 新潟県 西蒲原郡 岩室地区(現新潟市) はさ木/寅さんが老婆に道を尋ねる
  • 新潟県 白根市(現新潟市) 白根大凧合戦
  • 新潟市 中央区 万代橋/信濃川にかかる橋
  • 新潟市 中央区 新潟県民会館/「京はるみショー」会場前、寅さんがコンパクト・鏡を啖呵売
  • 新潟交通 市内線が前を通る 安食堂/寅さんが夕食をとる
  • 新潟県 三島郡 出雲崎町 良寛堂前/寅さんが虫眼鏡を売してる
  • 新潟県 三島郡 出雲崎町 出雲岬の港/佐渡を前に佇むはるみ、寅さんが出会う
  • 新潟県 佐渡市 宿根木/民宿吾作に寅さんとはるみ、宿泊する
  • 佐渡 小城の港 山本土産店/で寅さんとはるみ、別れのビールを飲む
  • 北海道 虻田郡 京極町/羊蹄山をバックに胆振線が走っている京極駅から寅さんが出てくる
羊蹄山

北海道 羊蹄山

日本地図
北海道 羊蹄山

羊蹄山 基本情報

羊蹄山は円錐形の成層火山で、2003年(平成15年)に気象庁により活火山に指定された。山頂には直径700m、深さ200mの火口(父釜)があり、西北西斜面にも側火口(母釜、子釜)を持つ。支笏洞爺国立公園に属し、山頂は倶知安町・喜茂別町・京極町・真狩村・ニセコ町の境をなしている。
一等三角点(点名「真狩岳」)の旧山頂が1,892.7m、三等三角点(点名「雲泉」)の北山が1,843.7mである[4]。
山腹にはキタキツネ、エゾクロテン、エゾリス、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾユキウサギなどの哺乳類が生息しており、130種類以上の野鳥がいることも確認されている。
また、名水の地としても知られ、周囲には無料で利用できる水汲み場が数か所ある。

Wikipediaへ

  • btn_link

第31作
北海道 羊蹄山

詳しく観る

閉じる
佐渡島

新潟県 佐渡島

日本地図
新潟県 佐渡島

佐渡島 基本情報

カタカナの「エ」、または、アルファベットの「S」の字形に似た特徴的な形の島である。
地形は3つに大別できる。北に大佐渡山地(おおさどさんち)、南に小佐渡山地(こさどさんち)[5]、この2つの間に穀倉地帯の国中平野(くになかへいや)が広がる。
大佐渡山地の方が高く、最も高い金北山 (1,172m) がある。小佐渡山地の最高点は大地山 (645m) である。佐渡全域が佐渡弥彦米山国定公園に含まれる。
大佐渡山地の北側海岸は、山が海に迫る景勝地で、断崖絶壁そして無数の岩礁が約50kmにわたって連なり、中でも尖閣湾が有名である。小佐渡山地は、大佐渡山地に見られる荒々しさがなく、自生のみかんや茶も見られる穏やかな丘陵地帯となっている。
国仲平野は、島の平野としては広く、多くの川で潤い、水稲栽培が行われている。国仲平野の西側に真野湾、東側に両津湾がある。国仲平野を流れる国府川は真野湾に注ぐ。国仲平野の東端にあり、新潟県で最大の湖である加茂湖(汽水湖)と、真野湾の二ヶ所でカキの養殖が行われている。

Wikipediaへ

  • btn_link

第31作
新潟県 佐渡島

詳しく観る

近隣のロケ地
閉じる

あの頃

食べ物

トウモロコシ

はるみをどこかで観た事があると思った寅さん。「去年、岐阜の千日劇場。あそこの前で、トウモロコシ焼いてたろう?」と勘違いして、はるみをハッとさせる。夜店のポピュラーなアイテムの一つトウモロコシは、イネ科の一年生植物。紀元前五千年ごろまで、栽培されるようになり、南北アメリカ大陸での主食となった。日本には1579年にポルトガル人から渡来、明治初期になって本格的に栽培されるようになった。映画の最後で、佐山俊二扮するテキヤ仲間が焼きトウモロコシをほおばっている。

モノ

ヘッドホンステレオ

「佐渡の休日」から帰って来た寅さんが、はるみの歌のカセットを、柴又電機で購入、店で視聴用に借りた、ヘッドホンステレオ“東芝ウォーキー”を手にしたまま、聞き惚れながら柴又を歩く。1979年に発売されたSONYの“ウォークマン”は、音楽を携帯する、という新しい概念を生み出し、若者文化を一変させた。80年代、家電メーカーは競って、ヘッドホンステレオを開発、現在のデジタルオーディオ・プレイヤー文化に繋がることとになる。

ファッション

演歌歌手

演歌とは「艶歌」とも呼ばれ、日本人独特の感性、感覚に基づく、人生や恋を歌い上げた、日本の大衆音楽の一つで、その歴史は意外と新しく1960年代後半から歌謡曲の主流となった。演歌の音階は、日本古来の民謡で唄われて来た五音階で、西洋音楽の七音階から、第五音と六音を抜く“ヨナ抜き”音階と呼ばれ、それが独特のメロディーを構成する。小節(コブシ)と呼ばれる独特の歌唱法で、ビブラートを入れて唄う歌手も多い。また、女性演歌歌手は“日本人のこころ”を唄うイメージから、きらびやかな和服を着ることが多い。

主な出来事

7月21日
南極・ボストーク基地で観測史上世界最低となる-89.2℃を記録。
8月21日
フィリピンのベニグノ・アキノ元上院議員暗殺。
8月21日
第65回全国高校野球選手権大会は大阪・PL学園高校が5年ぶり2度目の優勝。桑田真澄・清原和博の1年生コンビが活躍。
9月1日
大韓航空機撃墜事件。

データ

封切り日
昭和58年8月6日
観客動員数
1,511,000人
入場料
1,500円
上映時間
101分
併映作品
『いとしのラハイナ』
監督:栗山富夫 出演:アパッチけん、光石研、サリー、大橋ひろみ、伏見尚子、長門勇
スタッフ
監督 : 山田洋次 脚本 : 山田洋次 朝間義隆
原作 : 山田洋次
撮影 : 高羽哲夫
音楽 : 山本直純
美術 : 出川三男

現在のページ

男はつらいよ 旅と女と寅次郎

第31作 男はつらいよ 旅と女と寅次郎