男はつらいよ

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男はつらいよ 奮闘篇
スタッフ

第7作 (昭和46年4月 公開)
男はつらいよ 奮闘篇

寅さんの母・お菊(ミヤコ蝶々)が、久しぶりに柴又を訪れる。そこへ寅さんが帰郷し、さくらと共に、お菊の宿泊先の帝国ホテルに向かうが、子供のように愚行を重ねる寅さんに、お菊は愛想を尽かす。旅に出た寅さんは、三島で東北なまりの少女、太田花子(榊原るみ)と出会い、知的障害を持つその身を案じるが・・・
 天使のように純粋は花子と寅さんの楽しい日々。青森県の岩木山の自然に抱かれて育った少女・花子に榊原るみ。これまでの大人の女性や、若い女性のマドンナとは違う少女への、寅さんをはじめとする、柴又の人々の暖かい目線。花子の身元引受人の朴訥な教師を田中邦衛が好演。山田監督が落語を提供したこともある、柳家小さんが、ラーメン屋店主で出演。その話芸が堪能できる。

拝啓寅さん
みんなからのメッセージ

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太田花子

太田花子

私、寅ちゃんの、
嫁ッコになるかナ

マドンナ

太田花子

太田花子(榊原るみ)

青森から静岡県の紡績工場に勤めていた少女。知的障害を持つが、その天使のような無垢さは、寅さんを魅了。彼女との結婚を意識する寅さんは、果たして・・・

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太田花子 第7作 榊原るみ

少女時代からモデル、タレント活動し、テレビや舞台で幅広く活躍。テレビ「帰ってきたウルトラマン」(71年TBS)、「気になる嫁さん」(72年NTV)でお茶の間の人気者に。『泣いてたまるか』(71年)、『初笑いびっくり武士道』(72年)などの松竹映画でも活躍。第17作『寅次郎夕焼け小焼け』では、ノンクレジットながら岡田嘉子演じる竜野の夫人のお手伝いさん役で出演。

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ゲスト

お菊

お菊(ミヤコ蝶々)

あんた、寅の嫁はんでっか? へぇー、ほんならこの子私の孫でっか、おばあちゃんやで、血ィって怖いもんですね

寅さんの実母。柴又芸者だった頃に、寅さんの父・平造との間に一男をもうける。その直後、関西へと出奔し、京都でラブホテルを経営。歯に衣着せぬ物言いで、寅さんとやり合うがやはり母子、二人は仲良くなる。第7作では柴又に久しぶりに戻ってくる。

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お菊 第2・7作 ミヤコ蝶々

東京日本橋生まれ。南都雄二との夫婦漫才で人気を博し、ラジオ、映画、テレビで活躍。山田洋次監督の『吹けば飛ぶよな男だが』(69年)や、瀬川昌治監督の「喜劇・旅行シリーズ」などの松竹喜劇映画に出演。

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福士先生

福士先生(田中邦衛)

私としては特別扱いすることなく人間として、生きていく自信を与えてやりたい、そう思いまして・・・

花子の身元引き受け人にして、彼女に最も信頼されている小学校教師。花子の居場所を探し当て、迷いながら柴又へとやってくる

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福士先生 第7・48作 田中邦衛

俳優座7期生。故郷・岐阜では中学の代用教員の経験もある。井川比佐志とは俳優座の同期。東宝映画「若大将」シリーズでは青大将を好演し、フジテレビの「若者たち」(65年)、映画『仁義なき戦い』シリーズなど、幅広い役柄で日本を代表する俳優に。フジテレビ「北の国から」は自身の代表作となった。シリーズ第48作『寅次郎紅の花』(95年)、『学校』(93年)、『学校Ⅲ』(98年)などの山田洋次作品での名演も忘れがたい。

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男はつらいよ 奮闘篇

今回の寅さん

寅さん
名ゼリフ

俺の母親はね、おばちゃん、あんたなんだよ。
そして父は、おいちゃん、お前なんだぜ。
そのボクを、この両親(ふたおや)は
冷たい仕打ちをするんだもんなあ

車一家登場人物の一言

  • 諏訪さくら
    諏訪さくら
    おならの話なんかしてないでしょ、お母さんの話してんのよ!
  • 車竜造
    車竜造
    仮にオレが寅だとするだろ。上野あたりで買ってきた一個100円の土産をこう・・・例によってバカ面してよ『ヨッ!おいちゃん、おばちゃん、元気ー!?なんて言うだろ。するとおまえたちがスーっと立ち上がってよ、やあ、まあ、寅さんよくお帰りてんで、肩の一つもポーンと叩いてやるだろ、そうすっと、あの寅のバカヤロウ、コロッコロッして大喜び!! 簡単なんだよなあ・・・
  • 車つね
    車つね
    さくらちゃん、寅さんのことをばっかり考えすぎるよ
  • 桂梅太郎
    桂梅太郎
    どうすりゃいいって、な、竜造さん、俺たちは一体どうすりゃいんだ・・・
  • 諏訪博
    諏訪博
    まあまあ、みんな落ち着いて、何ですかたかが屁くらいのことで
夢

本作品にはなし

騒動

騒動

母との再会騒動

京都から母・菊が寅さんを訪ねてやってくる。折しも帰郷した寅さんは、さくらと共に、宿泊先のホテルへ。愚行を重ねる寅さんを見かねた菊さんは、口論になる。

あにいもうと

あに
いもうと

花子との結婚を真剣に考える寅さん。周囲の反対や懸念をよそに、さくらだけが寅さんの幸せを願う。「お兄ちゃんがあんな嬉しそうな顔したの初めて見たのよ」

人々

人々

  • お菊/ミヤコ蝶々(寅さんの実母。久しぶりに柴又を訪れる。)
  • 坪内冬子/光本幸子(御前様のお嬢さん)
  • 来々軒の主人/柳家小さん
  • 太田花子/榊原るみ
  • 沼津駅前交番の警官/犬塚弘
  • 福士先生/田中邦衛(花子の生活指導をしている青森の教師。)

寅さんの
啖呵売

啖呵売

巡り会いが人生ならば、すばらしき相手に巡り会うのもこれ人生であります。盛者必滅会者定離、会うは別れの始まりと誰が言うた。眉と眉の間の『いんどう』お嬢さんあなた、ここがすばらしく輝いております。いい愛情に恵まれておるかもしれない。いい愛情に恵まれておるかもしれない。しかし、月に群雲、花に風、一寸先の己が運命分からないところに人生の哀しさがあります。(東京の縁日・人相、易断本)

売ネタ

  • 鎌倉彫の下駄、草履(沼津市本町商店街の履物屋の脇)
  • 人相、易断本(東京の縁日)

  • 寅さん「あなたならどうする」
  • 朝日印刷一同「花笠音頭」
  • 寅さん「知床慕情」
  • 花子「故郷の廃家」
  • 寅さん/花子「旅愁」

ロケーション

  • 新潟県 魚沼市並柳 越後広瀬駅/集団就職の子供たちとその親に、寅さんが優しく話しかける。
  • 静岡県 富士市/寅さん、下駄を啖呵売。
  • 静岡県 沼津市/夜、寅さんが駅の側のラーメン屋・来々軒で花子と出会う。
  • 静岡県 沼津市/沼津駅前交番で、警官と寅さん、花子に切符代を工面。
  • 青森県 弘前市/弘前駅でローカル線に乗り換えるさくら。
  • 青森県 西津軽郡 深浦町 大字驫木 五能線 驫木駅/さくらが降り立つ。
  • 青森県 西津軽郡 大戸瀬村立田野沢小学校/さくら、花子を訪ねる。
  • 青森県 弘前市 常磐の字湯野沢・岳温泉前バス停/弘前行きのバスに寅さんが乗車。
鰺ヶ沢

青森県 鰺ヶ沢

日本地図
青森県 鰺ヶ沢

鰺ヶ沢 基本情報

鰺ヶ沢町(あじがさわまち)は、青森県の西部に位置する日本海に面した町である。

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沼津

静岡県 沼津

日本地図
静岡県 沼津

沼津 基本情報

駿河湾に臨む伊豆半島の付け根、愛鷹山の麓に位置する港町である。 東駿河湾地域の中心都市であり沼津都市圏を形成する。
古来、東海道の陸路と海路を繋ぐ交通拠点であり、江戸時代には沼津城が築かれ東海道の宿場町として栄えるなど人・物・情報の交流拠点として、この地域の政治経済や商業、文化の中心的役割を担ってきた。
気候が温暖である他、箱根や伊豆半島や富士山への観光拠点としても便利な立地条件でもあるため、保養地としても発達した。 明治時代から1969年に亘っては、政財界の著名人が別荘を建てて、皇室も沼津御用邸を構えたために、「海の有る軽井沢」とも称された。 井上靖を初めとする文人墨客所縁の地でもある。
水産業が盛んであり、干物の「鯵の開き」、「雑節」の生産は市ごとの統計が廃止される2005年(平成17年)まで日本一の規模であった他、近年では新鮮な魚介類を求め沼津港を訪れる観光客が増加している。 だがここ十数年間では経済状況が悪化し、人口の減少が続いている。

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第7作
静岡県 沼津

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近隣のロケ地
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あの頃

食べ物

給食

花子が働く、青森県の田野沢小学校を訪ねたさくらが、給食を御馳走になる。日本で学校給食が初めて行われたのは、山田洋次“時代劇三部作”の舞台となった山形県鶴岡市。1971年当時はまだパン食中心で、一ヶ月の給食費は1000円程度だった。

モノ

眼鏡と付け髭

寅さんが、花子がいるかもしれないと、変装してとらやの前にやってくる。その時のスタイルが、サングラスに付け髭。精一杯の変装であるが、誰の眼にも寅さんであることは明らか。

ファッション

化粧品売り場

寅さんと花子がデパートに行くと、化粧品売り場で美容部員が花子のメイクアップをする。化粧品メーカーが百貨店に出店したのが1934年のこと。大阪、神戸で大々的なキャンペーンを展開、化粧の実演もその頃から始まった。

主な出来事

4月5日
エトナ火山噴火
4月5日
チリと東ドイツ、外交関係を樹立
4月5日
第43回選抜高校野球大会は東京・日大第三高校が大会初優勝。
4月19日
ソビエト連邦、サリュート1号打ち上げ
4月20日
カンボジア首相、ロン・ノル辞職

データ

封切り日
昭和46年4月28日
観客動員数
926,000人
入場料
700円
上映時間
91分
受賞歴
第26回毎日映画コンクール・監督賞/山田洋次(1971年)
併映作品
『花も実もある為五郎』
監督:野村芳太郎 出演:ハナ肇、藤田まこと、林美智子、石山健次郎、光本幸子
スタッフ
監督 : 山田洋次 脚本 : 山田洋次 朝間義隆
原作 : 山田洋次
撮影 : 高羽哲夫
音楽 : 山本直純
美術 : 佐藤公信

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第7作 男はつらいよ 奮闘篇