男はつらいよ

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10月31日(水)新作映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)製作発表会見レポート

10月31日(水)、シリーズ第50作となる新作映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)の製作発表会見が行われました。
本作は2019年12月27日(金)全国公開も決定し、1997年に公開された『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来、実に22年ぶりの新作映画公開となります。

新作映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)製作発表会見レポート

山田洋次監督、倍賞千恵子さん、前田吟さん、吉岡秀隆さん、後藤久美子さん、夏木マリさん、浅丘ルリ子さんが登場すると、会場は22年前に戻ったかのように「男はつらいよ」の世界観へと変わりました。思わず誰もが「おかえり、ただいま」と言ってしまいそうなあたたかな雰囲気の中、監督・キャストは寅さんへの想いと、新作への意気込みを熱く語りました。

◆監督及び出演者コメント

新作映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)製作発表会見レポート

山田洋次 監督
いよいよ始まるんだなという気持ちがひしひしとしています。
第50作目の物語の幹は、満男が20数年ぶりにイズミに再会し、二人の間にもう一度恋の炎が燃え上がるが、お互いそううまくはいかず、葛藤していくことが主軸。だけど何かにつけては思い出す寅さんのこと。
寅さんから聞いた色々な言葉や寅さんから学んだことなど。とくに満男が思春期から大人になる人生の一番大事な時期に「寅」という伯父さんがいたということが大切だということ。
親はどうしても既成の価値観を子どもに植え付けざるを得ない、押し付けざるを得ないのだが、その価値観に風穴を開けてくれたのが寅さんという存在。
そのことでどんなに満男は救われたか。伯父さんの果たした役割がどれだけ大きかったか。
伯父さんから学んだことがどれだけ大切だったかを今にして思う。そんなことをスクリーンの中で展開していく。第50作目、今までの作品に負けない集大成のようなすばらしい映画にしたいと思っております。

倍賞千恵子【諏訪さくら】
50年も経ってしまった〝さくら″です。まさか、またさくらに会えるなんて思っていませんでした。みんなで「くるまや」のセットに入っていくと、あゝ新しいなと思うのと、
そのままの「くるまや」だなと思うのとが半々くらいでワクワクしました。
柴又の帝釈天を歩いていると、路地に「あれ?お兄ちゃんがいるんじゃないかな」と錯覚することがよくあるのですが、今回、満男と喋っていると満男の後ろに、撮影をしていると山田監督の後ろに〝お兄ちゃん″がふあっといるような気配を感じています。

前田 吟【諏訪 博】
70を過ぎた〝博″です。4人の孫が〝寅さん″を大好きなもので「じいちゃん、頼むから映画館で寅さんを見せてくれよ」という言葉を実現できるので安心しています。
久々の「くるまや」での撮影をしましたが、23年のブランクは感じず、すっととけ込めました。孫に恥じないよう一生懸命頑張りたいと思います。

新作映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)製作発表会見レポート

吉岡秀隆【諏訪満男】
平成の世も終わろうとしている秋の空の下で、監督の一言一言の言葉を紡ぎながら、それを道標にして寅さんを探す旅にみんなで出ているような気持ちです。その僕らの旅が無事に終わるよう、無事に帰って来れるよう皆さん見守ってください。
「満男、困ったことがあったらいつでもおじさんの名前を呼べよ。おじさん、いつでもすぐ飛んで来てやるからな」という寅さんの言葉が、満男も僕もどれだけ救いになっていたか。まだ風に向かって呼んだことは無かったのですが、今回の話を受けて初めて呼んでみましたが、なかなか現れてはくれません。まだおじさんの耳には届いていないのかな。

後藤久美子【イズミ・ブルーナ】
皆さま、ご無沙汰しております。48作目以来、またこうして山田組に呼んで頂き、とても光栄で嬉しい気持ちでいっぱいです。山田監督から「君が必要だ」という手紙を頂き、大きな愛情と新作への情熱をひしひしと感じました。
私にとって〝寅さん″は大きな背中、大きな心ですべてを包んでくれる大好きなおじさまです。敬愛する大好きな渥美清さんに想いを馳せながら、想い出話に花を咲かせながら撮影を続けております。

夏木マリ【原 礼子】
この20数年、礼子さんは何をしていたのだろうと思って妄想しているのが楽しい時間でした。今回の撮影では、満男とイズミと3人一緒にいる時間が多いので楽しい毎日を過ごさせて頂いています。〝寅さん″は、よく話を聞いてくれて、話を聞いてくれるだけでとても心が穏やかになる存在です。そして『男はつらいよ』での山田監督とのお仕事は、私にとっての原点回帰です。

浅丘ルリ子【リリー】
私は何故か、またリリーさんを演じられると思っていました。
リリーさんは一生懸命仕事をしながら、寅さんを想いながらずっと一人でいるんだと思います。どうして〝寅さん″と一緒にならなかったのだろう。あんな素敵な色気のある、男っぽい優しい人はいません。だから寅さんが大好きです。そしてリリーさんも大好きです。今回しばらくぶりに皆さんにお会いできて、とても懐かしいです。

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▼『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)公式サイト
http://tora-san.jp/movie50/

▼『男はつらいよ50周年』特設サイト
https://www.tora-san.jp/50th/